大注連縄奉納

戻る Home

大注連縄奉納
~25年ぶりの付け替え~

大注連縄奉納の経過

三嶋神社は野村盆地のほぼ中央に位置し、氏神様として宇和川(肱川)の辺に今から1268年前に建立、今までには何回となく洪水に見舞われ流されたと記録に残っている。その度に氏子が再建していた。昭和48年に野村ダムが着工され洪水の心配が無くなることと、古くなった拝殿に合わせ昭和50年野村地区の1100戸の氏子と崇敬者の寄付により中殿(27坪)、拝殿(40坪)の建て替えが行われた。本中殿、拝殿は南予一とも言える程のすばらしい建物ができあがった。

この翌年(昭和51年)には氏子総代(中村寅一氏子総代長)の8名が、この南予一の拝殿にふさわしい注連縄をと1週間がかりで今の大注連縄を編み上げ「祈年祭(旧2月1日)」に奉納された。(洪水で浸かることが無くなったことから) しかしながら、近年になり本注連縄全体が朽ちてきたため機会ある毎に総代会で検討されたがそのままで今日に至った。

この度、現総代(井関一行総代長)8名にて検討、話し合いが行われた結果、25年を迎えたこと、今までの大注連縄を本殿前に移し大切に今後さらに25年間(風雨にさらされにくい)保たしたいこと、年々過疎化が進み 町の活力が薄れているので活力を取り戻す一助になれば等の願いで今回奉納を決め製作することになった。

今後、この大注連縄は25年毎に奉納することにしたい旨を以後の氏子総代会に受け継いで行きたいと考えている。

【一口メモ:注連縄(しめなわ)とは?】

「注連縄」は神社や神棚などに見られるように、神聖な区域に懸け渡し、内と外を隔てて、不浄にふれさせないために用いられるものです。つまり、ここが特別な場所であることを、人々に明示するためであります。ですから、紙垂を垂らすというのも注連縄を目立たせて、縄の所在をはっきりさせる目印なのです。

注連縄は、その形状によって大根注連(だいこんじめ)、牛蒡注連(ごぼうじめ)といった種類がありますが、いずれも新しい藁(わら)で左綯(ひだりない)にして作ります。取りつける際には向かって右に太い方、左に細い方が来るようにして、これに紙垂を四垂(よたれ)はさみ込みます。当三嶋神社の大注連縄の形状は大根注連です。

大注連縄の概要

製作日数 5日間(延べ人数32人)
わらの量 2反分
わらの重さ 約120kg
長 さ 5m
太 さ 直径約50cm
形 状 大根注連、三つ編み

大注連縄の奉納日程

製作日(絞め上げ作業)

と き 平成13年2月15日、16日(2日間)午前9時から
ところ 三嶋神社 拝殿

奉納日(取り付け)

と き 平成13年2月18日(日) 13時から
ところ 三嶋神社

除幕式

と き 平成13年2月23日(金)(旧2月1日)午後12時30分から
    当日「祈年祭」(午後1時30分から斎行)前の時間帯に行った。


2月18日 奉納記念写真(総代8名と神職)

製作者

伊予野村「三嶋神社 氏子総代会」

総代長  井関 一行
副総代長 山崎 俊夫
会 計  土居忠治郎
総 代  土居延太郎
総 代  中井 義広
総 代  林  友一
総 代  和氣 村夫
総 代  岩村 善則

製作協力者

三間町三島神社総代会

会 長  上田泰嗣 氏